日本不整脈心電学会(JHRS)は、2015年に日本不整脈学会と日本心電学会が統合して発足した学会です。これまで、年次学術集会(夏季)のほかに、分科会として委員会主導でカテーテルアブレーション関連大会(秋季)、植込みデバイス関連大会(冬季)を開催して参りましたが、2021年からは3つの目の分科会として、心電学関連大会(春季)を開催する運びとなりました。記念すべき第1回目は、2021年4月24日(土)に東京駅に隣接したJPタワーホール&カンファレンスで開催いたします。
心電学関連春季大会の母体となったのは、長い歴史を有する日本ホルター・ノンインベイシブ心電学研究会(JASHNE)、心電情報処理ワークショップ(JSCE)、体表心臓微小電位研究会、心電図伝送システム研究会の4つの研究会です。これらの研究会では、臨床医学系、基礎医学系、工学系の参加者が中心になってきました。今後は薬理学系、獣医学系、さらには臨床検査技師、臨床工学技士、看護師の方々にも参加いただき、専門的かつ教育的な学術大会になるように発展させていく予定です。
取り扱う分野としては、12 誘導心電図、ホルター心電図、イベント心電図、突然死予知指標などの非侵襲的領域にとどまらず、植込み型心電計、植込み型デバイス、カテーテルアブレーションといった侵襲的な検査・治療の適応に繋がる評価、さらには人工知能を利用した研究なども含めたいと考えています。
第1回心電学関連春季大会は、医師・研究者のみならず、是非メディカルプロフェッショナルの皆様にも多く参加していただき、この分野のさらなる発展につながるようご支援を頂戴できれば幸いです。なお開催方法は、新型コロナウィルス感染症の影響により、当初の対面方式から、webもとりいれたハイブリッド方式といたします。ご不便をお掛け致しますが、ご協力賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
心電学関連春季大会2021
会長 池田 隆徳
(東邦大学大学院医学研究科循環器内科学)